お気楽さんぽ

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2009年2月8日日曜日

●●● 嵯峨野の裏道 #3  大悲閣(千光寺)へ


嵐電(らんでん)「嵐山駅」の方から渡月橋を南に渡り、川に沿って川上へと歩いてゆく細い道がある。この先にはモンキーパーク岩田山への登り口などがあるが、よほど時間のある観光客しか歩いていない。ほとんどは散歩する地元の人たちだ。
左手には山が迫り、右手には千鳥ケ淵など深い川に挟まれた小道だ。川に沿って、少々のアップダウンを繰り返しながら、ボートに興じる人たちや保津川を下ってきた船などを眼下に眺めながら歩いていく。
渡月橋から見るパっと視界が開けた嵐山ではなく、川を上るにつれ両側から山が迫り川幅も狭くなり、嵐峡という感じになってくる。突きあたりといってもいい嵐山温泉「嵐峡館」まで40分くらいか。まだ、時間と脚力に余裕があれば、その上の大悲閣(千光寺)へと足を伸ばしてみたい。「嵐峡館」の横を通り、山の中腹にあるお堂へと上がっていく。
登りはちょっときついけれど、20分も登れば見晴らしのいい景色が待っている。「花の山二町のぼれば大悲閣」という、芭蕉の句でも知られているらしい。目の下には保津川、目を上げれば京都の町が広がっている。この大悲閣までは登れる時と、門を閉ざしている時がある。要注意を。写真は亀山公園から見た大悲閣、下に嵐峡館。

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