お気楽さんぽ

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2009年2月1日日曜日

●●● 嵯峨野の裏道 #2   有栖川辺り ●●●


嵐電の「帷子の辻」駅から「嵐山」にかけて、三条通りは多くの製材所が並んでいる。平安京をつくる頃から、桂川を利用して運ばれてきた木材が、この辺りから都へと供給されていたのだ。
この写真の道は、三条通りから一本南の東西の通りになる。嵐山へつながる三条通りが商売の玄関側なら、こちらは製材所の作業場側。桂川に流れ込む小川に沿って、木材置き場を結ぶ細い道が続いている。
昔は土日関係なく、製材所の木材を切る音が響いていたが今はどうなのだろう。少なくとも休みの日は製材所もお休みのようだ。木の家が少なくなり、足場などに木を使うこともなくなり、製材所の数は激減している。そして製材所の敷地は、マンションやスーパーに貸し出されているようだ。
「らしい」風景が少しづつ失われ、特長のない建物が建っていく。あたりに漂っていた木くずのニオイも懐かしい。この辺りは嵐電の「有栖川(ありすがわ)」駅に近いところ。ちなみに、この写真の小川と合流する有栖川を北へ辿っていけば、大覚寺の方へつながっていく。

1 件のコメント:

  1. 昔この辺にすんでいました。懐かしいです。

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