お気楽さんぽ

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2009年6月14日日曜日

杣の天狗を、もう一杯


ここ5年ほど、ずっと気に入って呑んでるお酒がこの「杣(そま)の天狗」です。薄~い、にごり酒です。瓶の底に雪のように積もっているようなにごり酒ではなく、絹を掛けたように白く透けているお酒。ちょっと辛口ですが、口あたりがいいので何杯でも呑め、要注意です。およばれする時は、お土産で持っていきますが、なかなか好評です。蕎麦猪口に氷を入れ、これを注いでいただきます。冷蔵庫から出してそのまま呑んだほうがいいかもしれませんが、家ではこのスタイルです。ビールや焼酎、いろいろ飲みますが。今日は呑むぞ、というときはこのお酒です。


はじめは、朽木のお酒と聞いて、「杣の天狗」という名もなるほどと思いました。でもつくっている酒蔵は上原酒造といい、琵琶湖畔/高島の小さな、特徴的ないいお酒をたくさん造っていらっしゃるところです。いちど、酒蔵まで直接買いに行ったことがあります。車を止めてお店の中に入ると、奥にはもう酒樽が並んでいるようで、しっとり濡れた空気に包まれて、お酒の匂いが漂ってきます。

でもやっぱり、このお酒は私には朽木のイメージです。この村の山田錦から造られたお酒だからです。朽木は、京都から小浜へ抜けるいわゆる鯖街道の宿場町で、安曇川の上流にあります。河原でキャンプをしたり、冬はスキーをしたりといった家族連れが訪れる、山深い村です。スキー初心者の頃にはよくお世話になりました。そこの昔ながらの酒屋さんで(昨年休業となりましたが)何本か買って帰るというパターンです。ときには鯖寿司もいっしょに買います。休日の晩酌。幸せな時間。
それにしても鯖寿司を売る店の増えたこと。街道沿いにさまざまな店が出来、どこがおいしいのやら。値段もピンキリのようです。

4 件のコメント:

  1. こんばんワ・
    以前朽木Gの帰りに買わはって呑ましてもらったやつですか?さらっと美味しい薄濁りでしたネ。
    偶然ですが私もこの土曜日に新旭の酒蔵でブランド名「松の花」という川島酒造へ立ち寄ってゲットして帰りました。
    地図で見たら上原酒造と川島酒造は同じ新旭でほん近くです、あの辺はかばた(川端)地区できれいな水の豊富な地域なんですねぇ。
    それから鯖街道常連からの鯖寿司情報と致しましては以前は「栃生梅竹」今は「花ひさ」かな、いずれも2千円ぐらいで充分ですが売れすぎ量産でどちらも少し味落ちしてますが京都のどこで買うより値段のわりには安くて旨いです。

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  2. レフティさん、今晩は。そうです、あの酒です。高島の辺は水がいいから、酒造が多いのですか。なるほど。上原酒造のそばには古い神社もあり、昔の隆盛がしのばれる村でした。それにしても、きっちりおいしい情報仕入れていますね。これからもいろいろ教えてください。

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  3. こんばんワ(笑)
    ごぶさたしてます。
    おいしそうですね。早速機会を作って買いに行きます。
    おいしい日本酒は、すっきり水みたいな味とよく言われますね。私の場合、日本酒はいつも最初は、「甘いな?」と感じるのですが、酔っぱらっていくうちに、水のように飲んでしまい、ベロベロになります。

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  4. 嵯峨の金物屋さん、こんばんわ。お久しぶりです。このお酒、京都で買うときは、七条川端、東に一〜二本目の南側にあるお店に行きます。
    日本酒専門店で、お金を払って試飲することも出来るお店です。お店は二階にありちょっとわかりづらいですが、バス停の近くです。
    「家庭用品探偵団」のブログ、ユニークですね。そちらにも探偵しに行きます。

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