お気楽さんぽ

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2009年12月23日水曜日

ストロングコーヒーを窓際で


昔、我が家で母親が喫茶店をしていた時期があった。その頃のコーヒー代は80円くらいだったと思う。そしてその頃は多くの喫茶店で、ストロングコーヒーを出していた。うちの店ではネルのドリップでコーヒーをたてていた。それを店が始まる前に飲んでいた。濃いめのコーヒーにミルクを入れてちょっとマイルドにして飲む。香りも味わいも、まったりとしていい感じ。朝の陽がちょっと差し込む窓際の席だった。

写真のコーヒーミルは、その頃から豆を挽いてきたマシーンだ。今はもう、うるさくて、振動が激しくて使っていないが、キッチンのアクセントになっている。知る人ぞ知る、富士ロイヤル製だ。

その頃から「アメリカン」コーヒーも多くなってきたようだ。外国旅行に行く人も増え、向こうの何杯でもおかわりできるコーヒーを好む人が増えてきたからだろう。うちの店ではきちんとアメリカンをたてていたが、お湯で薄めてアメリカンという店も多かったようだ。ずっと濃いめのコーヒーを飲んできたから、アメリカンは頼りない。

だんだんとストロングコーヒーを飲む店も、飲むことも少なくなっていった。会社の近く、肥後橋の駅近くに「柳屋」という喫茶店があって、品のよいおじいさんがおいしいストロングコーヒーを淹れてくれていたが、その店も無くなってしまった。
この10年ほどは、会社の近くの小さな喫茶店に通っている。そこはサイフォンで、濃いめのコーヒーを淹れてくれる。リタイアしたらコーヒー店でもやろうかという義理の兄さんのコーヒーが、またおいしい。コーヒーは自分で淹れるより、淹れてもらった方がおいしい。

2 件のコメント:

  1. 初めてコーヒーを口にしたのは5・6歳の頃やったと記憶してます。親父がよく行く喫茶店で僕もほしいと注文してもらい一杯飲み干した後に吐きました。お酒と同じでそれから病みつきになるんですよネ。僕がよく行きつけたコーヒー店は大丸北口の向かいにあった「ニッカ」のストロングコーヒーが旨かったです。今は土地整理で閉店になりましましたが・                           話は変わりますがうちの近所の小さな酒屋さん「小田治酒店」府庁前椹木町西に不老泉・杣の天狗も常置してあり便利に買えます。昨夜は初めて「奥琵琶湖原酒」買いました、表現難しいですが爽やか風味のどろっとしたどぶろくにごり酒です。この年末年始はこのへんの酒でチビチビやっときますわ!ではよいお歳を迎えてください。

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  2. 昔は家や学校の近くに喫茶店があって、いろいろな物語が生まれてましたが、喫茶店がなくなってきましたものね。うちの店では母親がよく、タバコを吸う高校生を叱っていました。先生も来ていた店なので、高校生たちもかわいいもんでしたが。

    近くの酒屋さん教えてくれてありがとう。これからそこで買うことにします。
    今年はいろいろありがとうございました。来年もいろいろ教えてください。

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