お気楽さんぽ

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2010年2月21日日曜日

こんな嵐電で、通勤してます

毎朝、乗っている嵐電(らんでん)をご紹介します。この電車は、小学校に通うときから乗っていました。「四条大宮」駅から「嵐山」駅への線を嵐山線、途中の「帷子の辻」駅から「白梅町」への線を北野線といいます。
小さい頃は、「白梅町」までではなく「北野」(天満宮の手前まで)が終点でした。市電の北野線が廃止になったのと同じ頃、現在の「白梅町」まで、線路が短くなったと記憶しています。

京都の市電がなくなってしまったので、京都で唯一、車道を走る路面電車です。車の信号で電車も停車します。路面電車に慣れていない観光客はビックリしています。事故が起きそうで、起きない。あまりにもスリリングすぎて皆が気を付けているからでしょう。アブナイのは年寄りで、電車が来ても平気で道を渡っています。

ワタシが好きな電車は、上の写真のレトロな色の電車です。旧い車輌に、塗装や内装をし直して走っています。なかなかおしゃれです。昔は、小学校の校舎のような油びきの木の床でした。その旧さも良かったのですが。

この10年ほどの間に、車輌をラッピン
グして広告媒体にするなど、嵐電も変わってきました。広告ではないですが、源氏物語の絵巻がラッピングされた電車は、中吊りポスターの代わりに絵巻の絵がかかっています。この、水木しげるの妖怪電車は夏の間はお化け屋敷の電車として走ります。乗った子供たちはわぁわぁ泣いているようです。車内灯を消して、妖怪が乗っているのですから、さぞ怖いことでしょう。

昨日の朝日新聞夕刊の「ぷらっと沿線紀行」でこの嵐電が紹介されました。写真は最近走り出した、梅電車でした。網棚などが梅の造花で飾られ、車内は沿線の梅の名所の写真ギャラリーになっています。北野天満宮は今、五分咲きのようです。

2 件のコメント:

  1. 通勤が楽しくなる電車ですね。ぼくの世代でも“小学校の校舎のような油びきの木の床”って十分わかります!叡電も、そんな感じでした。
    でも、帰省して乗ってみると、すっかり“いまぽい”電車です。
    それにしても、レトロな電車いいですねぇ。

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  2. くろしんさん、お久しぶり。じつは私も、高校へ行くのに叡電に乗ってました。その頃はもう油びきではなかったですが。紅葉のシーズン、パノラマカー(電車)など、一度乗ってみたいですね。

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