お気楽さんぽ

お気楽さんぽ

2010年3月13日土曜日

さよなら、阪急6300系車輌

阪急梅田に朝着くと、乗ってきた電車を撮影している人がたくさんいる。ああそうか。新聞に載っていた、この電車の引退記事を思い出した。阪急電車の6300系は京都線専用の特急車輌として設計され運用されてきたようだ。1975年のデビューだから、ボクが働き始めてすぐに登場し、先月まで走り続けていたのだ。ご苦労様でした。

この6300系は、車輌が2ドアで、出入り口の4人掛けボックスを除いて、すべてが2人掛けのロマンスシートになっている。ズド~ンと、2人掛けだ。そういえば最近は、桂から乗るとき3ドアの列車ばかりだと思っていたら、この車輌は2月28日を持って京都本線の運用を終了したらしい。

落ち着いたシートの生地といい色といい、照明といい、結構風格を大事にした内装だった。(ちなみに関西の電車は照明にみなカバーが付いているが、東京の方は蛍光灯がむき出しらしい。関西は大事なムダを省くことを許さない。何かで読んだがチェックしていない)

6300系に替わって現在は、ロマンスシートだけど3ドアの9300系が京都線を走っている。特急だけでなく、急行もこの車輌を使っているのがうれしい。やっぱりベンチ型よりこっちの座席の方が落ち着ける。そして6300系はリニューアルされて、嵐山線で第2の人生を送るらしい。長距離特急・専用設計の2ドア・ロマンスシートは、短い嵐山線ではかえって利用しにくいかもしれない。

昨日は、JRのブルートレイン「北陸」や急行「能登」のラストランがニュースになっていた。乗車率が12%の日もあったというから廃止も致し方ないのだろう。昭和の風景が少しずつ消えていく。

0 件のコメント:

コメントを投稿