お気楽さんぽ

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2010年4月3日土曜日

●●● 嵯峨野の裏道 #10 双ケ岡 ●●●


吉田兼好が居を構え、つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかったのはこの双ケ岡のふもと。南は花園の方から北の仁和寺まで、一の丘、二の丘、三の丘と、三つの丘がおまんじゅうを並べたように連なっています。いちばん大きい三の丘の頂上には古墳の跡もあり、眼下にはほんのり桜色の仁和寺が見下ろせます。三つの丘を登り下りしても20分ほど。山の上のひらけた林では、昔はよく時代劇の撮影をしていましたが、さて最近はどうでしょう。
そして写真の小径は、丘の東麓に整備された道。途中には公園があり、太極拳をするグループ、お弁当をひろげる家族連れ、バドミントンする大学生や、お花見をするホームレスの人たちなど、いろんな人たちに愛されています。兼好が「徒然草」を書いたといわれるお寺もこのすぐ左手に。道を仁和寺とは反対の南に歩けば、西行桜や蓮の花で有名な「法金剛院」もすぐ近く。最寄り駅は、JR嵯峨野線の「花園」駅か、嵐電(らんでん)の「御室」駅です。

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