お気楽さんぽ

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2010年4月12日月曜日

春の里で、「笑い仏」


加茂町・当尾(とうの)は石仏の宝庫です。浄瑠璃寺でも行ってみようという人には、クルマを置いて電車で行き、ぶらぶらと山辺の道を散策することをおすすめします。
わたし達はJR「加茂」駅で下車、タクシーで岩船寺まで行き、このお寺をゆっくり見学し、浄瑠璃寺をめざして歩くというコースを選択しました。

岩船寺は平安時代から鎌倉・室町時代にかけて栄えたらしく、三重塔の美しさもなかなかのものです。
浄瑠璃寺もよかったのですが、このお寺はこじんまりとしているのに、風格があり、ここまで来た甲斐がありました。

さて、ここから石仏の里へ。案内板に描かれているものだけでも十二ヶ所ほどに石仏が鎮座されているようです。コースもいろいろ。のんびりと出かけましょう。と思ったとたんに、すぐ一体目が現れたりします。
写真の「わらいぼとけ」はこの里の代表的な石仏とか。銘文によると1299年のもの。こうした自然石に彫られた仏様が多いようです。案内板もきっちり整備されています。雑木林の細道やたんぼのあぜ道を通りながら、ぶらぶらと進みます。お昼はコンビニで買ったお弁当とビールで、「わらいぼとけ」のようになってしまいます。

昔、広告の仕事で、安曇野の道祖神めぐりをしたことがありました。その時はクルマでいろんな道祖神を見て回り、地元で拓本をとっている人を訪ねたりしました。あれも、雪解けの春の頃。
ぽかぽかのお休みの日、この当尾はなによりのコースです。

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