お気楽さんぽ

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2010年3月27日土曜日

ターバンで、ラフロイグコーク

ちょっといいスコッチ・バーが京都にあります。ここ「ターバン」のマスターとはもう30年くらい前から顔見知りで、結婚する前からよく行ってました。友達の友達が、あちこちでこの店につながっていて、みんなから愛されている不思議な店です。「ほっ」とする空気が心地よく流れています。
だからといって、呑みつぶれたりは出来ません。無作法な酒を飲んではいけない、という凛とした空気がカウンターを清々しく流れているからです。横を見ると、カウンターの皆さん背筋がピンとしているのです。

ちょっと前から、この店にいくとラフロイグなどアイラ島のスコッチを飲んでいます。

最近誰かのブログでラフロイグのコーク割りが流行っているという情報を仕入れました。そんなアホな、とは思ったのですが、「だまされたと思って飲んでごらん。コークの味が、ラフロイグのヨードのような香りをさらに引き立てるのだよワトソン君」。と、いうのです。こんなことオーダーできるのは、あの店だけだなと思い、出かけました。

まずは、ラフロイグのソーダ割りでウォームアップ。そして二杯目、マスターに「えェ~」といわれながら(目はすでに、何すんねんと、いってました)お願いしました。「おいしいらしいで、独特の味が際立って」と勧めたら、シェークしたスプーンで一口飲んで、これはないワという顔してました。
確かにこれはないワ。普通にソーダで割ってる方が、はるかにおいしい。ブログの噂はあてにならない。宿題をやり終えた気分で三杯目はボウモアのソーダ割りに。そして四杯目は… と、夜は更けていったのでした。

2010年3月21日日曜日

春って、いいですねェ~


春って、いいですねェ~。青空晴れて、ぽかぽかしていたら、たまりません。いちばんはじめに、こうした野や畑の草花たちがそわそわしはじめて。チョウチョたちが、ひらひらしはじめて。鳥たちがピーチクパーチク、鳴きはじめて。そして人間たちも、なにかそわそわしはじめる。人間たちはカレンダーに追いかけられてそわそわしている、のかもしれませんが。

春って、いいですねェ~。なにも用事がないのに、用事があるような振りをしてお出かけしたりして。心地いい風なんかそよいでいたら、たまりません。子どもたちも春休みで宿題はないし、試験勉強は終わったし。

お年寄りたちも公園でのんびり、もうそんなに寒くないし。なにより日が長くなって、みんながのんびりゆっくり一日を楽しんでいるようです。

ちょっとクルマで遠出でもしてみようかという気にもなります。窓を開けて走るのは、まだちょっと寒いかもしれませんが、いろんな春の匂いが流れ込んで来ることでしょう。

ところでこのタンポポ。昔のとちょっと違いますよね。花のカタチも葉のカタチも、違うようです。元々日本で自生していたタンポポを追い出していった外来種でしょうか。外来種のパワーはすさまじく、和のタンポポはなかなか目にしなくなったようです。京都御所にはまだ生き残っているという記事を読んだ気もします。いちど、探しに行ってみましょう。

2010年3月13日土曜日

さよなら、阪急6300系車輌

阪急梅田に朝着くと、乗ってきた電車を撮影している人がたくさんいる。ああそうか。新聞に載っていた、この電車の引退記事を思い出した。阪急電車の6300系は京都線専用の特急車輌として設計され運用されてきたようだ。1975年のデビューだから、ボクが働き始めてすぐに登場し、先月まで走り続けていたのだ。ご苦労様でした。

この6300系は、車輌が2ドアで、出入り口の4人掛けボックスを除いて、すべてが2人掛けのロマンスシートになっている。ズド~ンと、2人掛けだ。そういえば最近は、桂から乗るとき3ドアの列車ばかりだと思っていたら、この車輌は2月28日を持って京都本線の運用を終了したらしい。

落ち着いたシートの生地といい色といい、照明といい、結構風格を大事にした内装だった。(ちなみに関西の電車は照明にみなカバーが付いているが、東京の方は蛍光灯がむき出しらしい。関西は大事なムダを省くことを許さない。何かで読んだがチェックしていない)

6300系に替わって現在は、ロマンスシートだけど3ドアの9300系が京都線を走っている。特急だけでなく、急行もこの車輌を使っているのがうれしい。やっぱりベンチ型よりこっちの座席の方が落ち着ける。そして6300系はリニューアルされて、嵐山線で第2の人生を送るらしい。長距離特急・専用設計の2ドア・ロマンスシートは、短い嵐山線ではかえって利用しにくいかもしれない。

昨日は、JRのブルートレイン「北陸」や急行「能登」のラストランがニュースになっていた。乗車率が12%の日もあったというから廃止も致し方ないのだろう。昭和の風景が少しずつ消えていく。

2010年3月7日日曜日

時間があれば、銀座の路地ブラ

最近、出張がなくなってきたので、東京で飲むという機会もめっきり減ってきました。でも、何かの用事で行ったときは時間があればうろうろ散歩し、連れがいれば安くておいしそうなお店を見つけて入るというのがお楽しみです。
「銀座」という土地に惹かれるせいか、銀座を中心にうろうろするのが多いです。JR東京駅に近くて、遅くまで呑めるという感覚もあります。

で、そうした時間に見つけたお店が「魚がし料理 佃喜知」さんです。雑誌「東京人」に載っていたお店を、路地を探し回り見つけました。こうした路地を一軒一軒、お店を覗きながら歩くのは愉しいものです。

このお店はご家族でやってらっしゃって、その名の通り、ご主人が魚河岸から仕入れてきた素材を料理して出してくれます。食べ物にはちょっとウルサイ、クライアントのマンボさんからもここはうまいとお墨付きをいただきました。

突き当たりの角を曲がってまっすぐ行けば「泰明小学校」、銀座をブラブラして有楽町まで来てしまったわけです。
別な時、おそばの「泰明庵」にも入りましたが、関西にはない肴がいろいろあって、ここもおいしかった。

学生時代は、テイジンのメンズショップやソニービルなどをみて銀ブラしていましたが、最近はメインストリートより路地ブラする方が愉しいですね。2年ほど前ぶらぶら歩いたときは、どこかのクラブのママの誕生日を祝う花輪がずらっと通りを占拠していました。なにやら銀座のクラブの生き字引的なママさん(おばあさん)の誕生日らしく、不景気な時代に圧巻の景色でした。花輪の名前を一つ一つ見たかったのですが、待ち合わせの時間に遅れそうだったので見ることが出来ませんでした。残念。