お気楽さんぽ

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2011年4月5日火曜日

嵯峨野のさくら日記: 第一週


嵯峨野は一気に春がきたようです。すこし前まで、愛宕山の上の方は白くなっていたのに、あれよあれよという間に、しだれ桜が咲きはじめたではありませんか。佐野藤右衛門さんの所の、円山と姉妹のしだれ桜も、もう七分咲き。広沢の池のお隣りの宗教団体の「平安郷」の豪華なしだれも、もうすぐ満開。庭園を開放していました。
でもちょっと、いつもと違う。近所で一番先に咲くはずの桜の蕾がまだ固かったり。なんか今年は、バラバラに咲くよ、という感じです。その分、長く花見を楽しめるかもしれません。


日本に今、春がやってきて、良かったと思います。東北はまだもう少しあとかもしれませんが、気温がすこしづつ暖かくなり、桜の花が咲きはじめたら、ずっと下をみて仕事をしてきた人たちが、ちょっと上を向いてほっと息がつけるかもしれません。震災で辛い思いをしている人たちが、その明るさにさらに悲しさを感じたとしても、やはり春はやがて人の心をあたためてくれるでしょう。桜の国の人々は、桜ととともに前へ歩みだすはずです。

今年は花見のばか騒ぎはちょっとやめておくとしても、いろんな桜をしっかりと見ていこうと思います。

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