街を歩こう。山を歩こう。嵯峨野を歩こう。旅を歩こう。維新を歩こう。映画を歩こう。

月に一・二度はフェアウェイも歩こう。お気楽な日々を、お気楽に記録していこう。

お気楽さんぽ

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2014年2月23日日曜日

鳥羽街道名物「おせきもち」

「おせきもち」というのを食べた。やわらかな白いお餅、または、よもぎ餅の上にきめの細かい粒あんがのっている。ただ、それだけ。伊勢の名物「赤福」のようなお餅。丹波大納言のあんは、さっぱりと甘すぎず、上品な味。

お店は名神南インターの南側、1号線の城南宮の向かいにある。鳥羽街道名物として、その創業は450年前にさかのぼるという。1564年頃といえば川中島の戦いのあたり。江戸時代の東海道の旅行ブームになるよりずっと以前からこの茶屋はあったことになる。

そもそも城南宮をはじめこのあたりは貴族たちの別荘地として名高い地。平安京が造られた頃から都の羅生門まで、大きな道がつながっていたらしい。都への人や物資が往来する交通の要衝の地だったのだ。最近では、幕末、鳥羽伏見の戦場として知られている。
そうした鳥羽街道の茶屋で、この「おせきもち」は提供されてきた。東海道が大阪まで伸び、鳥羽宿でもあれば、安藤広重はこの茶屋の風景を描いていたかもしれない。

もうひとつの「売り」であるらしい、おはぎも食べたが、こちらはこしあんで餅米もきめ細かく、やさしい味だった。支店はなく、百貨店などにも店を出していないという。しかも月・火曜日はお休み。なんとも商売っ気のないマイペースなお店なのもいい。


冬を脱ぎ 歩きだす道 おせきもち

2014年2月10日月曜日

お楽しみは「気狂いピエロの決闘」


暴力的な感覚が美しい映画を、久しぶりに見た。ペキンパーのような、香港映画のような、独特な雰囲気をもっている
「気狂いピエロの決闘」という、スペインとフランスの合作。
物語は、スペイン内戦にはじまり、40年50年60年70年代を疾走していく。 オーソドックスに始まるタイトルバックから、これでもかというパワーを感じる。

「泣きのピエロ」と「怒りのピエロ」の血みどろの三角関係。フランコ将軍への復讐劇。
反権力映画、いやいやロマンス映画?どちらにしても本家「気狂いピエロ」より、狂気に満ちた世界。監督は、アレックス・デ・ラ・イグレシア。カルト的人気を誇る監督らしい。

映画紹介には、バイオレンス・ホラーと書いてあったが、そんな枠にはおさまらない。何しろゴヤ賞をはじめ世界各国の映画祭で話題になった実力がある。



男と男のぶつかり合いからしか生まれない、乾いた狂気。健さん唐獅子牡丹のドグラ・マグラ。やりすぎた仁義なき戦い。血と毒が多すぎて、バイオレンスが苦手な人には、まったくお薦めできないが、ただのバイオレンス映画ではないよ。タランティーノは、きっとこんな映画を撮りたいのだろうなと思わせる。エンドロールまで、ハイテンション。濃い時間ぎっしりの一本だ。


血が匂う シネマの狂気 冴ゆる闇