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月に一・二度はフェアウェイも歩こう。お気楽な日々を、お気楽に記録していこう。

お気楽さんぽ

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2014年7月27日日曜日

やっと、堂本印象を見に行く


この前紹介した「きぬかけの径」の、立命館衣笠キャンパスの前にこの美術館はある。ヨーロッパの絵本に出てくるような真白い、お菓子のような美術館。立命の新キャンパスが生まれたのと同じ頃、1966年にこの美術館は開館した。御室仁和寺や、竜安寺から金閣寺方面へと歩いて行くと突然、緑の丘のふもとにこんな建物が現れる。
いつもは素通りしてばかり。やっと入って、見ることができた。

そもそも「堂本印象」という人の名は、ボクの場合、この美術館から覚えた。その名前といい、この建物といい、てっきりミロのような抽象画の芸術家と思い込んでいた。が、この美術館に行って初めてこの人の初期の作品から見ることができた。日本画家としてのスタート期、寺院などの障壁画の世界、そして洋画の世界から晩年の抽象画の世界へと辿れる。
といっても、パーマネントコレクションのように、堂本印象の多くの作品が見られる訳ではない。普段は季節のテーマに合わせて、京都の作家の作品などを展示している。印象の人気作を多く見られるのは、年末の「名品展」の時だけらしい。

しかし見所は、この美術館そのものだ。もともとは堂本印象が個人で建てた美術館。今は京都府立となっているが、ドアの把っ手も、窓のステンドグラスも、庭のベンチも、館内の椅子も、エントランスの柱もみんな堂本印象のデザインで、印象の童話の世界に入ったような空間だ。今のところ、映画にも、CMにも出てこないから、それほど有名なスポットではないらしい。

時間のある時ふらっと来て、煙草を吸う人は、庭のベンチでゆっくり時間を過ごす。そうした「大人の修学旅行」にぴったりの場所だ。


炎天に くらむがごとし 抽象画

2014年7月6日日曜日

●●● 嵯峨野の裏道 #14 きぬかけの径 ●●

今回の道は、裏道ではなく、堂々とした表の街道ですが。昔風に言えば、一条通の西のほう。今風に言えば、「きぬかけの径」として観光マップに載っています。東は(北は)金閣寺から、立命館大学、竜安寺の横を通り、仁和寺、福王寺へと続きます。この福王寺の交差点からは高尾ルートと、広沢の池や大覚寺・嵐山方面へのルートに分かれます。
観光ルートのメインルートの一つですが、日本人は自家用車かバス利用が多いようです。それにくらべ、外人たちはよく歩いてはります。仁和寺~竜安寺~金閣寺は歩く観光にぴったりの道なのです。
金閣寺の裏の山を衣笠山といいます。その昔、貴族たちがこの山に絹をかけて、金閣寺から冬景色の楽しんだという話もあります。そうしたお話からの「きぬかけの径」なのでしょう。
写真は竜安寺の西のほう。このあたりには古くから「山猫」という茶店があり、時々映画で見かけます。近くには映画人が多く眠る墓地もあります。
この道をクルマで通るのが好きです。多少遠回りでも、よく通ってます。四季の変化がすごく楽しめるのと、かわいい外人の女の子に手を振れるからです(ウソです)。最近は散歩コースにもなっています。金閣寺から仁和寺まで歩いても30分くらいでしょうか。「京都マラソン」のコースにもなっています。ずっと上りがつづく、過酷なコースではあります。


息を吸う 枇杷の葉ひかる 雨あがり